海外駐在できる企業、海外駐在しやすい業界は?海外勤務を戦略的に目指す方法

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海外駐在
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私は31歳からアメリカで海外駐在となり、2022年現在アメリカ本社でサプライチェーンに関する業務をメインで担当しています。

「グローバルな仕事がしたい」「海外にかかわる仕事をしてみたい」と考えている場合、海外勤務が一番の近道ですよね。

そこで「海外駐在に近い企業・業界はどこなんだろう?」と疑問に思うことはないでしょうか。

バイソン君
バイソン君

自分は海外駐在を目指したいから外資系企業希望!

商社が海外駐在になりやすいって聞いたよ!

この記事をおススメする読者
  • 海外駐在したい方
  • 海外駐在が気になっている方
  • グローバルな仕事をしたい方
  • 今の企業や商業に満足していない方
ジェイ
ジェイ

この記事では現アメリカ駐在員が今までの経験から海外駐在に近い職種に関する情報をシェアしたいと思います。

一般的に海外駐在は日本勤務時の1.7-2倍の年収が手に入ります。

以下の記事に海外駐在員の年収にまつわる情報を公開しています。ぜひ合わせてご覧ください。

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結論

ズバリ、輝かしい経歴や学歴がある方は総合商社へ。

あまり自分に自信が無い方は国際物流、自動車部品、電子部品が狙い目です!

海外駐在を狙うなら…
  • 事務系(文系):総合商社が駐在員比率が高いけど入社難易度が高い
  • そこで就職・転職難易度を考慮すると国際物流、自動車部品メーカー、電子部品メーカーが狙い目
  • 技術系(理系):自動車部品メーカー、電子部品メーカー、プラント建設会社が狙い目

海外勤務者が多い企業

東洋経済が就職四季報の企業公開データをもとに集計した海外勤務者が多い日本企業の上位50社を抽出しました。

海外勤務者が多い会社トップ200ランキング

総合商社

  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 住友商事
  • 丸紅
  • 豊田通商
  • 伊藤忠商事
  • 双日

やはり大手総合商社はすべてランキング入りしてきましたね。

総合商社は「海外駐在者÷全従業員数」で計算する海外勤務者比率でも20%程度という高い結果になりました。つまり海外駐在に選ばれる可能性が高い企業・業界でもあります。

私もアメリカで総合商社出身の方、数名とお会いしたことがあります。どなたもみなさんアメリカで現地で業務提携している企業で海外駐在されていました。

業務範囲が広いので仕事内容も本当に様々でしたが共通して言えたことは、皆さん英語がペラペラでした。

文系の方で、仕事の実績が積みあがった人、英語で問題なくビジネスができる方は総合商社への転職を目指してみてはいかがでしょうか。

意外にも専門商社がランキングに入ってきませんでした。100位以内まで広げるとかろうじてメタルワンが滑り込んできます。

自動車・輸送用機器

  • トヨタ自動車
  • ヤマハ発動機
  • いすゞ自動車
  • マツダ
  • 三菱自動車
  • スズキ

堂々の1位はトヨタ自動車でした。トヨタの大きなマーケットは北米ですので、アメリカ・カナダ、メキシコに多くの海外駐在員を派遣しています。

ヤマハ発動機は北米での人気ももちろんですが、アジアやアフリカなどの新興国に力を入れていますので全世界に駐在員が多いです。

いすゞがちょっと意外に思われるかもしれませんが、トラックは物流の要です。日本は国土が狭いこともあり、陸送のビジネスとしての規模は小さいですが、海外は陸送が物流で大きな役割を担っています。マーケットが海外であることが理由です。

やはり日本製造業を支える自動車メーカーが多くランキング入りしました。

自動車部品メーカー

  • デンソー
  • 矢崎総業
  • アイシン精機
  • 住友電装
  • トヨタ紡織
  • ジェイテクト

自動車メーカーに負けず、多くの企業が50位以内にランキング入りしました。

自動車部品メーカーは日系メーカーだけでなく、海外自動車メーカーと取引をしています。海外自動車メーカーとどれだけビジネスしているが海外駐在員数にも影響しています。

ワイヤーハーネスメーカーの矢崎、住友が上位に入ったこと理由は上記の通り、日系だけでなく外資系客先の多さが理由ですね。

そのほかにもやはりトヨタ系自動車部品メーカーが多く、トヨタ自動車が進出していく海外にはその動きに合わせて進出しています。

B to Bビジネスが中心であるので知名度が高くないこともあるからか、転職・就職難易度もそこまで高くありません。理系(技術者)で海外駐在を目指している方に最もおススメな転職・就職先になります。

電機・機械

  • ソニー
  • キャノン
  • 三菱電機
  • 日立製作所
  • ダイキン工業
  • 富士通
  • リコー
  • セイコーエプソン
  • コマツ
  • 三菱重工業
  • 川崎重工業
  • 日本精工

B to C企業が多く、また新卒就職活動にも力を入れている企業が多いためどこもみなさん聞いたことがある企業ですね。

海外で苦戦していると思われている電機系ですが、確かに家電は韓国メーカーや中国メーカーの勢いに押されてしまいました。

ただしそれぞれの企業が一定の分野で特色を生かして、海外進出を成功させており、海外駐在員を派遣しています。

アメリカでもSONYは映画配信、キャノンはカメラ、川崎重工業はバイク等で地位を確立しています。

人気企業が多く、新卒での就職難易度は高く、新卒や転職のハードルはやや高めです。

電子部品・機器

  • ミネベアミツミ
  • 村田製作所
  • 京セラ
  • 日本電産

電子部品メーカーは自動車部品メーカーと同じぐらい海外駐在を目指す企業としてはおすすめです。

顧客が自動車メーカー、自動車部品メーカー、電機メーカーと多岐にわたることもあり、それに応じて海外進出も進めています。

村田製作所、京セラ、日本電産は商社経由で電子部品を販売せず、直接B to Bで販売していることも海外駐在員が多い一つの要因です。

電子部品メーカーは世界中に製造拠点を構えており、サプライチェーンも複雑です。海外駐在員が活躍できる場が多くあります。

金属・化学・鉄・非鉄・素材

  • YKK
  • 東レ
  • 住友化学
  • 新日鐵住金
  • 旭硝子
  • 住友電気工業

上記企業は素材メーカーとしてはどこも超が付くほどの大企業ですね。もちろん大企業なので海外進出も積極的です。

世界中に工場を展開しており、企業ごとにグローバル化は千差万別です。

金融

  • 三井住友銀行

文系の就職先として人気かつ、かなりの人数が就職する金融企業ですが、海外駐在となるとあまりポジションはありません

本当に優秀な一部の社員が選べばれて、海外駐在することになります。

そもそも海外に三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行は見ないですよね。

よって金融に就職した方は一部のエリート層を除いて海外駐在はかなりハードルが高いです。

物流

  • 日本通運

物流=国際的=海外駐在員が多いイメージを持たれていたのではないでしょうか。海外駐在員数ランキングでは日通だけが50位以内にランクイン入りとイメージより少なかったです。

しかし後述していますが、従業員に対する海外駐在員の割合は多いため、就職すれば海外勤務の可能性は高いです。

プラント・建設

  • 日揮
  • 出光興産
  • 清水建設

建設やエネルギーも海外でダイナミックに仕事をしているイメージがありますが、ランキングには多くの企業は入ってきませんでした。

小売り

  • ファーストリテイリング

もはやグローバルに進出する日系小売り企業はユニクロ一強ですね。アメリカにも大都市を中心に多くの店舗を出店しています。

その他

  • JETRO(日本貿易振興機構)
  • JICA(国際協力機構)

全従業員に対する海外駐在員でトップはJETROです。職員1735人中、海外勤務者700人となっており海外駐在員比率が40.3%。JICAも22.4%と高い結果になりました。

海外勤務者比率が高い業界・企業

「海外駐在員数÷全従業員」で算出される海外駐在員比率に関する調査では、トップは前述のJETROがダントツに多く、時点がJICA

続いて、総合商社、海運(商船三井・川崎汽船)、プラント建設(東洋エンジニアリング・日揮)が高くなります。

国際物流、自動車部品、電子部品といった企業も上位にランクインします。

意外なのは海外駐在員数では多くの企業が上位にランクキング入りした自動車が出てこなかったことです。自動車メーカーで海外駐在に選ばれるには狭き門を勝ち抜く必要があります。

海外駐在を目指すなら日系?外資系?やってはいけないNG行為

海外駐在を目指すなら外資系企業に就職・転職することはNGです。

間違いなく日系企業のグローバル企業に就職・転職してください。

みなさん一般的には外資系企業は英語がペラペラでグローバルな業務をこなしているイメージがあると思います。このイメージは間違ってはいません。

ただし皆さん考えてみてください。

日系企業に例えば中国の子会社から駐在員が派遣されて来ますか?海外子会社から駐在員として自部署の部長になったりしますか?

まず無いと思います。(ただ実は最近はアジア圏の優秀な方が駐在でくることもあると聞きました)

外資系企業では海外本社から日本支社に駐在員が来ることはありますが、一方で日本子会社から海外本社に駐在、派遣することはほとんど聞かないです。

よって海外駐在を目指すなら日系企業です。

(能力のある優秀な方は外資系企業でバリバリキャリアを積み上げ、本社で現地採用がおすすめです)

【海外駐在・海外赴任を目指す方に】海外駐在員になるには?

ここからは海外駐在・海外赴任を目指す方にその方法をご紹介いたします。

【大卒・院卒向け】新卒で日系グローバル企業に就職

22歳や24歳の新卒の時点で海外勤務や海外駐在に興味を持っている方は、日系の大手グローバル企業に応募し、エントリーしていきましょう。

無事就職できた場合は、年度初めの目標設定や面談で恥ずかしからずに「海外希望」と着実にアピールし続けましょう。ふと海外のポジションが空いた時に誰かがあなたの名前を思い出してくれるはずです。

海外駐在できる職種、海外駐在になりやすい職種は以下のリンク先の記事にまとめています。ぜひご参考にしていください。

【20代向け】転職で日系グローバル職種に中途就職

就職活動がうまくいかなかった人、日系グローバル企業に就職できても、海外駐在の可能性が低い職種に配属されてしまった方。

または入社当初は海外勤務に全く興味はなかったが最近海外駐在に興味が出てきた方で、勤めている企業がグローバルに展開していない方。

ぜひ転職でそのチャンスをつかみにいってください

実は私も入社4年目にそれまで国内中心業務だったので海外に近い仕事がしたいと思い、転職サイトに登録しました。

転職活動はうまく進み、ある自動車メーカーの海外営業職に内定をいただくことができました。(ちょっといろいろとあって最終的にはお断りいたしました)

そこで思ったことは「私はいつでも転職できる。自分が思っている企業は私の高く評価してくれている」ということです。そう考えるとなんだか気持ちが楽になりました

実際に転職するかは別として、転職サイトに登録するだけでも今の自分の仕事に対する考え方が変わります。そのためにもまずは転職サイトに登録することをおすすめします。

20代の方々はこういった第2新卒や20代専用の転職サイトの方が、企業とのアンマッチが少なくてお互いがWin-Winの関係になれます。

【マイナビジョブ20’sスカウト】

【30代・40代向け】海外関連職種に管理職としてハイクラス転職

今の状況を変えたい方、さらなる一歩チャレンジしたご自身のキャリアを構築したい方。海外勤務で大きく人生が変わると思います。

30-40代になると業務経験が深まり、ハイクラスの求人にも応募することができるようになります。

ちょうど今30代前半の皆さんはリーマンショック後の就職氷河期に就職活動を経験してきた方々です。私もそうです。

皆さんが思っている以上に皆さんの市場価値は高かったりします。ぜひ一度以下のようなハイクラス転職サイトにまずは応募してみてください。

転職活動を通して、自分の経歴表をまとめることになります。それまでの自分のキャリアの整理にも繋がることが転職活動の1つのメリットです。

ハイクラス転職 みんなのエージェント

ハイクラス転職 Samurai Job

【漠然と海外駐在がしたいと考えている方】キャリア相談

海外駐在したいけどどうしたらよいかわからない方、自分に合っている仕事がわからない方、自己分析がうまくできない方、プロの相談を受けて自分のキャリアを見直したい方。

まずは下記のようなキャリア相談サイトで無料面談をしてみることをおすすめします。

きづく。転職相談

まとめ:海外駐在になりやすい企業は総合商社、自動車部品、電子部品

海外駐在を希望する方は、総合商社、自動車部品メーカー、電子部品メーカー、プラント建設がおすすめです。

総合商社やプラント建設はエリートだらけなので入社難易度が高いです。一方で自動車部品や電子部品は年収面では総合商社にはやや劣るものの、入社難易度はそれほど高くなく、入れば海外駐在にはかなり近くなります。

特に技術系(理系)で製造業勤めの方々は英語に抵抗がある人がまだ多く、よって新卒入社の方々は海外駐在に積極的に手を挙げる人は少なです。

私の会社では技術系の海外駐在員は、めちゃくちゃ優秀な人、もしくは自ら積極的に手を挙げて動いた人のどちらかです。

皆さんも「あいつ海外志望してるなんていけ好かないな」という目は気にせず、海外駐在を希望を明言して発信しつづけてください。いずれ誰かが声をかけてくれることを待ちましょう。

次の記事ではいざ海外駐在を目指そうとおもった方に「海外駐在に必要とされるスキル」をご紹介しています。

今回もご閲覧いただきありがとうございました。

ではまた!

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