アメリカ在住のみなさん!日本のテレビを毎週(毎日?)楽しみにしていますよね。
そんなVPNが急に繋がらなくなって困っていませんか?
VPNが繋がらないよー
VPNが繋がらなくなった場合の対処(実体験)を紹介するね!
もしくは手順通りにVPNを使ってみたけど、うまく接続できずに困っていませんか?
ぜひ参考にしてみてください。
この記事は私のアメリカ在住時の体験談をもとに作っています。
NordVPN はトラブルも少なくて一番おすすめだよ
はじめに:なぜアメリカでVPNが必要なのか?
アメリカ滞在中に日本の動画配信サイトなどのサービスにアクセスしたいとき、VPNを使うことで日本のサイトやサービスに安全にアクセスできます!
TVerなど日本でしか見られない限定コンテンツを視聴するのにVPNが必要が必要になりますよね。
しかし、接続がうまくいかない、遅いなどのトラブルが多いのも事実。この記事では、原因や解決方法を初心者にもわかりやすくご紹介します。
アメリカからVPN接続ができない主な原因
主に3つの要因が考えられます。
- 接続先のサーバーがブロックされている
- サーバー負荷と通信速度
- 無料VPNのリスク
接続先のサーバーがブロックされている
多くのストリーミングサービスはVPN利用を検出してブロックしようとします。
例えば、Netflixは特定のIPアドレスがVPNサーバー経由であることを判断し、アクセスを制限することが多いです。
動画配信ストリーミングサービスでは、利用できるコンテンツが地域によって異なります。
国によっては放映権を取得していないこともあるからです。
例えば、アメリカのNetflixではアメリカの人気ドラマのフレンズが見られなかったですが、日本のNexflixでは視聴できたことがありました。
日本ではNetflixがフレンズの放映権を持っていても、アメリカでは異なる動画配信サイト(HBO max)が放映権を持っていたからです。
サーバー負荷と通信速度
VPNサーバーが混雑すると速度が遅くなり、接続が不安定になります。
特に人気のサーバーではこの問題が顕著です。
またVPNの暗号化処理も速度低下の原因になるため、有料VPNであっても通信速度に影響が出ることがあります。
VPNサーバーには処理能力に限界があります。
いちどに多くのアクセスがあると処理がしきれずに回線がおそくなり、そのまま接続ができなくなるケースもあります。
無料VPNのリスク
無料VPNには、ユーザー情報を収集するリスクや、サービス運営者が信頼できない場合があります。
急にサービスが停止になる懸念もあります。
有料VPNであればチャットやSNSに書き込みをすると、なんとか問題を解決しようと必死に対応してくれます。
こうした問題から、アメリカでの使用には有料VPNが推奨しておきます。
主要な対策と設定の確認
ではここからは上記のような問題が発生したときにどのような対策が有効かご紹介しますね。
- 接続先VPNサーバーの変更
- プロトコルの変更
- ネットワーク設定の確認
- VPNの優先度設定(Mac・Windows)
VPNサーバーの変更
今までの経験上、このやり方で8割は解決します。
やり方を簡単です。
アプリ上でVPN接続するサーバーを変更するだけです。
例えば、現在日本の東京のサーバーに接続していて、うまくいっていないとします。
①東京にあるほかのサーバーに変更する、②大阪にあるサーバーに接続してみる
といった手順になります。
アプリを感覚的に操作すれば変更できますが、参考にVPNサービスごとの変更方法をまとめておきました。
1回変更してダメでも2、3回とやってみてね。
東京や大阪にあるサーバーをすべて試すぐらいの意気込みで!
プロトコルの変更
VPNプロトコルとは、VPN(仮想プライベートネットワーク)において、コンピュータ同士がどのように通信するかを決めた約束事のようなものです。
プロトコル=「約束事」
VPNのプロトコルには複数の種類があり、接続の安定性や速度に影響します。
接続できない場合は、VPNアプリの設定からL2TPやIKEv2などのプロトコルに切り替えて試してみましょう。
プロトコルにはいろいろな種類があります。が、詳細を知る必要はありませんよ。
基本的には「OpenVPN」を利用しましょう。
OpenVPNが利用不可の場合は「L2TP」か「IKEv2」を利用してみましょう。
- OpenVPN
- IKEv2
- IPsec
- L2TP
- SSTP
- PPTP
以下、VPNサービス主要4社のプロトコル変更方法をまとめました。ぜひご参考に。
変更方法はそんなにむずかしくないからやってみてねー
ネットワーク設定の確認
ネットワーク設定が原因で接続ができないこともあります。
特に、IPアドレスとDNS設定が「自動取得」になっていることを確認しましょう。
IPアドレスやDNSサーバーの情報を手動で取得する設定になっていると、自動で割り当てられなくなりVPNが機能しなくなります。
設定の修正手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの状態とタスクの表示」を選ぶ
- 「アダプターの設定の変更」→「ローカルエリアの接続」へ進む
- プロパティを確認する
- IPアドレスとDNSサーバーの欄が自動取得になっているか確認する
- 自動取得になっていなければ、チェックを入れる
いろいろためしてみよう!
VPNの優先度設定(Mac・Windows)
MacやWindowsでは、VPNの接続優先順位を上げることで、接続がスムーズになります。
ネットワーク設定からVPN接続を上位に持ってくることで、より安定した接続が確保できます。
下記の手順で設定し、対処してください。
Mac
- 「システム環境設定」→「ネットワーク」を選択
- 優先度が高い順にネットワークの接続先が並んでいるため、VPNの位置を確認
- 画面下の設定(歯車)マークをクリックし、「サービスの順序を設定」の画面を開く
- 一覧の中からVPN接続を選択し、最上部に移動させる
Windows
- 「システム環境設定」を開く
- 「ネットワーク」の画面を開く
- 画面下の歯車マークを押して「サービスの順序を設定」を開く
- ドラッグして VPN を上に移動させる
そろそろうまく接続できたんじゃないかな!?
推奨VPNの選び方:そもそもトラブルが少ないVPNを選ぼう!
私はすでにVPNを使って3年以上が経ちます。
無料VPNを一時期使っていたときは接続できなくなるトラブルが多発しました。
その後、有料VPNにしたところ、接続できなくなるトラブルはほぼゼロになりました。
体感ではトラブルは年に1回あるかないか程度です。
トラブルが少ないVPNを選ぶ基準をご紹介します。
日本サーバーの有無と通信速度
日本にサーバーを複数持ち、かつ通信速度が安定しているVPNを選ぶと快適です。
日本(東京や大阪)にサーバーが複数あると、ひとつのサーバーがダメでもほかのサーバーに接続してみると繋がることが多々あります。
結論、大手VPNサービスの中ではNordVPNが日本にあるVPNサーバー数が最多でした。
少なくとも128台はありました。
ジェイが自分で計算したよ
信頼性と安全性
VPNはセキュリティを守るためのツールなので、運営企業の信頼性も重要です。
ポイントはノーログポリシーとAES-256です。
会社 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ノーログポリシー | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
本社所在地 | パナマ | 英領ヴァージン諸島 | アメリカ | 英領ヴァージン諸島 | 日本 | ルーマニア |
AES-256暗号化 | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
「ノーログポリシー」とは、VPNサービス企業があなたの通信記録や接続情報などの個人情報を、自社サーバーに保存、共有、追跡しないという宣言です。
やはりプライバシー保護の観点からノーログポリシーを出しているVPNサービスを選ぶべきです。
なお欧米に本社がある企業は欧米のルールに基づき、国や政府がVPNサービス企業に対して情報提供依頼をした場合、VPN企業は情報を提供しなくてはなりません。
その点、パナマに本拠地があるNordVPNはそういった心配もなく、完全に我々の情報は守られることになります。
またAES-256暗号化処理も情報保護の観点から重要です。
ノーログポリシーとAES-256暗号化されているVPNを選んどけばとりあえず間違いなし
日本語サポート
サポート体制も重要です。日本語でのサポートがあると、トラブル時にも安心して問い合わせができます。
結果、NordVPN, ExpressVPN他は24時間対応のライブチャットがありました。
ライブチャットとは、24時間365日即時カスタマーサービスにチャットで質問ができるサービスです。
電話と違って話す必要がないので、電話より敷居が低く、気軽に使えることがメリットです。
会社 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
日本語ウェブサイト | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
24時間ライブチャット | あり | あり | あり | あり | なし | あり |
日本語での問い合わせ | なし (自動翻訳) | なし (自動翻訳) | なし (自動翻訳) | なし (自動翻訳) | ある (メール) | なし (自動翻訳) |
おすすめVPNサービス3選
トラブルが少ない自信をもっておすすめできるVPNサービスをご紹介します。
【おすすめ第1位】NordVPN:世界中で人気!
価格、安全性、サーバー数の面から総合的にナンバーワンはNordVPN
NordVPN | |
1カ月あたり料金 | 2年プラン:3.09ドル+3か月無料 1年プラン:4.99ドル 1カ月プラン:12.99ドル ※全てスタンダードプランの場合 |
サーバー設置国数 | 60カ国以上(日本、アメリカ、インド、タイ、ロシア、韓国等) |
サーバー数 | 5,400台以上(日本は128以上 *自分で数えました) |
IPアドレス | 固定IPアドレス可能 |
同時接続可能台数 | 6台 |
返金保証期間 | 30日 |
支払い方法 | クレジットカード、デビットカード, PayPal, AmazonPay, ACH Transfer, Google Pay, CoinGate |
対応デバイス | Windows, MacOS, Linux, Android, iOS, Chrome, Firefox, Edge, Android TV, Firestick, Chromecast, Kinde Fire 他 |
対応アプリ | iOS, Android |
セキュリティー | ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり |
本拠地 | パナマ |
日本語対応 | 日本語ウェブサイトあり |
ライブチャット | 24時間サポート |
特徴 | 30日間無料保証 解約違約金なし |
- 料金:月々3.09ドル(2年プラン)から利用できる
- 料金:解約したくなったら30日間無料で返金
- 信頼性:世界中でユーザーが多い
- 接続性:日本にあるサーバー数が多い
- 料金:値段だけ見ると他にもっと安いVPNもある(ただし他サービスは接続性の課題あり)
ジェイもNordVPNの愛用者だよ
どんな動画配信サービスの接続も安定かつスピーディ
NordVPN は日本の動画サービスに問題なく接続でき、接続速度も快適。
iOS(iphoneやiPad)、ウィンドウズPCのアプリも使いやすい。
料金も最安値ではないものの十分に安い。
長期間海外に在住するような、海外企業現地採用者、海外駐在員、海外留学者のみなさんにおすすめ。
NordVPN を使って接続できる動画サービスはこちらです。
NordVPNだったらいろいろな動画配信サービスが利用できるね
NordVPNは日本に128以上のサーバーがあります。
うまく日本の動画サイトに接続できなければ、日本国内でサーバーをきりかえてみましょう。
サーバーを変えると、ほぼ接続できるようになります。
NordVPNは、すべての日本の動画サービスにストレスなく接続できるので、動画視聴にもっとも適したVPNです。
こんな人におすすめ!
【おすすめ第2位】MillenVPN:数少ない日本企業発のVPN
日本企業が管理する日本人のためのMillenVPN
MillenVPN | |
1カ月あたり料金 | 2年プラン:360円 1年プラン:540円 1カ月プラン:1,360円 |
サーバー設置国数 | 72カ国以上(日本、アメリカ、インド、タイ、オーストラリア、韓国等) |
サーバー数 | 1,300台以上 |
IPアドレス | 固定IPアドレス可能 |
同時接続可能台数 | 10台 |
返金保証期間 | 30日 |
支払い方法 | クレジットカード、銀行振込、PayPal |
対応デバイス | Windows, macOS, Android, iOS |
対応アプリ | iOS, Android |
セキュリティー | ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり |
本拠地 | 日本大阪 |
日本語対応 | 完備 |
ライブチャット | 自動チャット |
特徴 | 30日間無料保証 解約違約金なし |
- 月々360円(2年プラン)から利用できる(2022年に大幅価格改定実施)
- 充実の日本語サポート
- 日本の動画サイトにアクセス
- 24時間対応ライブチャット未整備
- 支払い方法のオプションがやや少ない
レンタルサーバーmixhostで有名な「アズポケット株式会社」が運営するVPN
すべてのサービスが日本人向けなので日本語サービスが充実
MillenVPN は日本企業が運営するVPNとしては最安値
さらに72か国1,300台のサーバー数は日本企業が運営するVPNとしてはダントツで多いです。
同時接続デバイス数も最大10台と文句なしのレベルです。
こんな人におすすめ!
【おすすめ第3位】ExpressVPN:高速サーバーが有名
超高速サーバーによる高速通信が売りのExpressVPN
ExpressVPN | |
1カ月あたり料金 | 1年プラン:6.67ドル+3か月無料 6カ月プラン:9.99ドル 1カ月プラン:11.99ドル |
サーバー設置国数 | 94カ国以上(日本、アメリカ、インド、タイ、カナダ、韓国等) |
サーバー数 | 3,000台以上 |
IPアドレス | 固定IPアドレス可能 |
同時接続可能台数 | 5台 |
返金保証期間 | 30日 |
支払い方法 | クレジットカード、PayPal, ビットコイン他 |
対応デバイス | Windows, MacOS, Linux, Android, iOS, Chrome, Firefox, Edge, Apple TV, Roku, Chromecast他 |
対応アプリ | iOS, Android |
セキュリティー | ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり |
本拠地 | 英領ヴァージン諸島 |
日本語対応 | 日本語ウェブサイトあり |
ライブチャット | 24時間サポート |
特徴 | 30日間無料保証 解約違約金なし |
- 超高速サーバーでサクサク快適
- 今回紹介するVPNサービスの中で一番の歴史(2009年サービス開始)
- 料金が高め
ExpressVPNと言ったら高速サーバー
ExpressVPN はその名の通り、Express=高速を売りにしています。
私が以前VPNサービスで回線接続速度テストを実施した時もExpressVPNが速度は一番でした。
もっと細かい詳細情報はコチラの記事にまとめてあるから、ぜひみてみてね!
まとめ
この記事ではアメリカでVPN接続ができない原因とその対策について解説しました。
接続がうまくいかない場合も、適切な対処法を取ることで問題を解決できることが多いです。
自分に合った信頼性の高いVPNを選んで、安全かつ快適にインターネットを利用しましょう。
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