海外からNHKプラスを見る方法！VPNで安心快適

この記事では海外からNHKプラスを快適に観る方法をご紹介します。

海外にいると日本のドラマやバラエティー番組が恋しくなりますよね。また周りの日本人の話題についていけなかったりしますよね。

NHKプラスはNHKが運営する動画配信サービスです。

総合・Eテレの番組を追加負担なしで同時・見逃し配信をしています。

大河ドラマ、朝の連ドラ、紅白歌合戦はNHKでしか見られないコンテンツですね。

しかし、いざ海外からNHKプラスを見ようとしてもエラーメッセージが表示されてしまい、視聴することができなかった経験をお持ちではないでしょうか。

ズバリこの問題はVPNを使えば簡単に解決することができます。

VPNサービスを利用し、日本サーバーを経由して接続することで、NHKプラスを問題なく視聴することが可能となります。

この記事では、海外からNHKプラスを見る方法やよくあるトラブルに対する回答などをくわしくご紹介します。

序章: なぜ海外からNHKプラスが視聴できないのか

NHKプラスは海外から視聴できません。日本国内限定のサービスとなります。

公式HPでも明確に回答があります。

これは主に著作権や放送権の問題によるもので、日本国外からのアクセスは制限されています。

日本国外からNHKプラスのコンテンツにアクセスしようとすると、アクセスがブロックされ「このページはお住まいの地域からはご利用いただけません」といったようなエラーメッセージが表示されます​。

このエラー表示は地域制限（ジオブロック）によるものになります。

地域制限（ジオブロック）とは

インターネット上で、特定の地域のIPアドレスからのアクセスを制限することを「ジオブロック（地域制限）」と言います。

この制限は、動画配信サービスやウェブサイトなどでよく行われています。

著作権や法律、契約期間など様々な要素が関係しており、基本的にサービス提供国以外からの利用を制限することが目的です。

例えば、日本のNetflixとアメリカのNetflixは視聴できる映画やドラマが異なります。これはジオブロックによるものです。

ジオブロックをくぐりぬけるためには、IPアドレスを変更（その国のIPアドレスに変更）する必要があります。

海外から日本のNHKプラスを見る方法！VPNで安心快適

この制限を回避するために利用できるのがVPNです。

VPNとは

VPNとは（Virtual Private Network）でインターネット上の仮想的なプライベートネットワークを構築する技術です。

インターネットユーザーとWebサービスの間に「目に見えない仮想トンネル（回線）」を作り、その中でインターネット通信することでセキュリティが高く安全性を確保するという技術です。

VPNとはそもそも”Virtual Private Network”の略称で、日本語にすると「仮想専用通信網」を意味します。VPNでインターネットに接続することをVPN接続と言いますが、この場合、専用ネットワークとは言いつつも物理的な専用回線を用いるのではありません。「仮想」専用通信網というように、共用の回線を諸々の技術によって仮想的に独立した専用回線であるかのように扱うのがVPN接続なのです。

VPN接続とは? 仕組みや導入のやり方､メリット･デメリットをわかりやすく解説

VPNを使うと、自分の実際のIPアドレス（インターネット上の住所のようなもの）を、VPNサーバーが所在する国のIPアドレスに変更することができます。

VPNを利用すると、日本のサーバー経由でインターネットにアクセスしているように見せかけることができ、これによって海外から日本の動画配信サービスが視聴可能になります。

海外から日本のNHKプラスを見るのにおすすめのVPN3選

【おすすめ第1位】NordVPN：世界中で人気！

価格、安全性、サーバー数の面から総合的にナンバーワンはNordVPN

NordVPN
1カ月あたり料金	2年プラン：3.09ドル＋3か月無料 1年プラン：4.99ドル 1カ月プラン：12.99ドル ※全てスタンダードプランの場合
サーバー設置国数	60カ国以上（日本、アメリカ、インド、タイ、ロシア、韓国等）
サーバー数	5,400台以上（日本は128以上 ＊自分で数えました）
IPアドレス	固定IPアドレス可能
同時接続可能台数	6台
返金保証期間	30日
支払い方法	クレジットカード、デビットカード, PayPal, AmazonPay, ACH Transfer, Google Pay, CoinGate
対応デバイス	Windows, MacOS, Linux, Android, iOS, Chrome, Firefox, Edge, Android TV, Firestick, Chromecast, Kinde Fire 他
対応アプリ	iOS, Android
セキュリティー	ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり
本拠地	パナマ
日本語対応	日本語ウェブサイトあり
ライブチャット	24時間サポート
特徴	30日間無料保証 解約違約金なし

• 料金：月々3.09ドル（2年プラン）から利用できる
• 料金：解約したくなったら30日間無料で返金
• 信頼性：世界中でユーザーが多い
• 接続性：日本にあるサーバー数が多い

• 料金：値段だけ見ると他にもっと安いVPNもある（ただし他サービスは接続性の課題あり）

NordVPN は日本の動画サービスに問題なく接続でき、接続速度も快適。

iOS（iphoneやiPad）、ウィンドウズPCのアプリも使いやすい。

料金も最安値ではないものの十分に安い。

長期間海外に在住するような、海外企業現地採用者、海外駐在員、海外留学者のみなさんにおすすめ。

NordVPN を使って接続できる動画サービスはこちらです。

動画サイト	使用できるか？（2023年6月時点）
Netflix	✅可能
Amazonプライム・ビデオ	✅可能
Disney+	✅可能
Hulu	✅可能
ABEMA	✅可能
TVer	✅可能
FOD	✅可能
U-NEXT	✅可能
YouTube TV	✅可能
Apple TV	✅可能
Paravi	✅可能
DAZN	？（何度エラー画面が出たのちに接続）
dTV	✅可能
NHKプラス	✅可能

NordVPNは日本に128以上のサーバーがあります。

うまく日本の動画サイトに接続できなければ、日本国内でサーバーをきりかえてみましょう。

サーバーを変えると、ほぼ接続できるようになります。

NordVPNは、すべての日本の動画サービスにストレスなく接続できるので、動画視聴にもっとも適したVPNです。

こんな人におすすめ！

【おすすめ第2位】MillenVPN：数少ない日本企業発のVPN

日本企業が管理する日本人のためのMillenVPN

MillenVPN
1カ月あたり料金	2年プラン：360円 1年プラン：540円 1カ月プラン：1,360円
サーバー設置国数	72カ国以上（日本、アメリカ、インド、タイ、オーストラリア、韓国等）
サーバー数	1,300台以上
IPアドレス	固定IPアドレス可能
同時接続可能台数	10台
返金保証期間	30日
支払い方法	クレジットカード、銀行振込、PayPal
対応デバイス	Windows, macOS, Android, iOS
対応アプリ	iOS, Android
セキュリティー	ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり
本拠地	日本大阪
日本語対応	完備
ライブチャット	自動チャット
特徴	30日間無料保証 解約違約金なし

• 月々360円（2年プラン）から利用できる（2022年に大幅価格改定実施）
• 充実の日本語サポート
• 日本の動画サイトにアクセス

• 24時間対応ライブチャット未整備
• 支払い方法のオプションがやや少ない

MillenVPN は日本企業が運営するVPNとしては最安値

さらに72か国1,300台のサーバー数は日本企業が運営するVPNとしてはダントツで多いです。

同時接続デバイス数も最大10台と文句なしのレベルです。

こんな人におすすめ！

【おすすめ第3位】ExpressVPN：高速サーバーが有名

超高速サーバーによる高速通信が売りのExpressVPN

ExpressVPN
1カ月あたり料金	1年プラン：6.67ドル＋3か月無料 6カ月プラン：9.99ドル 1カ月プラン：11.99ドル
サーバー設置国数	94カ国以上（日本、アメリカ、インド、タイ、カナダ、韓国等）
サーバー数	3,000台以上
IPアドレス	固定IPアドレス可能
同時接続可能台数	5台
返金保証期間	30日
支払い方法	クレジットカード、PayPal, ビットコイン他
対応デバイス	Windows, MacOS, Linux, Android, iOS, Chrome, Firefox, Edge, Apple TV, Roku, Chromecast他
対応アプリ	iOS, Android
セキュリティー	ノーグポリシーあり AES-256 暗号化あり
本拠地	英領ヴァージン諸島
日本語対応	日本語ウェブサイトあり
ライブチャット	24時間サポート
特徴	30日間無料保証 解約違約金なし

• 超高速サーバーでサクサク快適
• 今回紹介するVPNサービスの中で一番の歴史（2009年サービス開始）

• 料金が高め

ExpressVPN はその名の通り、Express＝高速を売りにしています。

私が以前VPNサービスで回線接続速度テストを実施した時もExpressVPNが速度は一番でした。

海外からNHKプラスを視聴する手順

VPNを契約する（NordVPNのパターン）

もっと手順をくわしく知りたい人はコチラを参照してください

VPNのアプリをインストールする（NordVPNのパターン）

日本のVPNサーバーに接続する

NHKプラスを契約する

仮登録と本登録のどちらかを選択できます。

仮登録は氏名や住所の入力が不要ですが、利用できる期間が1ヶ月間のみで、動画視聴開始時に一時的にメッセージが表示されます。

本登録はNHKの放送受信契約者の氏名や住所の入力と、NHK受信料の支払いをしている必要があります。

すでにNHKと契約し受信料を支払っている場合は、追加料金は発生しませんのでご安心を。

NHKプラスは同時に5画面まで利用が可能です。

よくあるトラブルと対処法

VPNを使うにあたってよくある質問とその回答をまとめました。

急に日本の動画サイトに接続できなくなりましたがどうすればいいですか？

まずは別の日本のサーバーに接続してみましょう。

わたしも何度かNordVPNで日本のネットフリックが接続できなくなったことがありました。

しかし別のVPNサーバーに接続しなおすと毎回再度日本の動画サイトが視聴できました。

もしそれでも見られない場合は、ライブチャットサービスに聞いてみましょう。

視聴できるように全力で対応してくれると思います。

VPN接続すると通信速度は落ちますか？

VPN接続すると通信速度は遅くなります。

こちらの結果は、現在契約しているインターネット回線や、曜日、時間帯によっても異なります。

有料VPNサービスであれば日本にいくつかサーバーを設置しています。

通信速度が遅いな、と感じたら別のサーバーに接続しなおしてみましょう。

高画質動画視聴には30Mbpsあれば十分、オンラインゲームには100Mbpsが望ましいと言われています。

VPNサービスは合法ですか？違法ですか？

VPNサービスは日本では合法です。あんしんしてください。

VPNを使って違法行為をしたり、犯罪行為をしない限りは自由に使うことができます。

ただし、注意点があります。

滞在元（現在滞在している国）によってVPNの違法性が異なります。

一部の国は、VPNを違法とみなす政府もあります。

ロシア、ベラルーシ、トルクメニスタン、北朝鮮、イラク、オマーンはVPNを違法としています。

また中国、イランのように政府が認可したVPNサービスのみ利用可能としている国もあります。

無料VPNのリスクとおすすめしない理由

インターネット上で調べていくと無料VPNが見つかると思います。

わたしは無料VPNと有料VPNの両方をためしたうえで、有料VPNをおすすめしています。

無料VPNをおすすめできない理由は以下になります。

• 通信速度が遅い
• 無料VPNはセキュリティーが脆弱=情報漏洩の懸念
• データ通信料の上限がある
• サーバー設置数と設置国が限られている
• アクセスできない動画サービスがある

日本で有名な無料VPNはVPN Gateです。

わたしもこちらを一時期使っていましたが、通信速度が遅いことに一番デメリットを感じました。

そのあとにNordVPN を使うと通信速度の違いに驚きます。

NHKプラスの基本情報

サービス名	NHK＋（NHKプラス）
料金	無料（受信契約のある世帯は、別途の契約・支払いは不要）
同時接続数	同時に５画面まで
視聴可能期間	総合・Eテレの番組を放送後から１週間
接続端末	スマホ/タブレット/パソコン/一部のテレビ iOS / Android / Amazon Android TV / Amazon Fire TV / Google TV
無料トライアル	無し
運営会社	日本放送協会

NHKプラスは、日本放送協会が運営する番組配信サービスです。

インターネットに接続しているテレビや、スマホやタブレットなどから、総合・Eテレの番組を放送後から1週間視聴できます。

受信契約のある世帯は、別途の契約・支払いは不要で利用できます。

まとめ: 安心してNHKプラスを海外から楽しむために

この記事で紹介したVPNを使うことで、海外からでも安全にNHKプラスを視聴できるようになります。

特に、NordVPN やMillenVPN やExpressVPN は高い評価を受けており、初心者から上級者まで幅広くおすすめです。

VPNを活用して、日本国外にいてもNHKプラスを存分に楽しみましょう。

どのサービスを選ぶか迷ったら、この記事で紹介したVPNのいずれかを試してみてください。セキュリティを確保しながら、快適な視聴体験を得られます。