こんにちは。アメリカ在住のジェイ(@Jay19878)です。2019年からアメリカ駐在しています。
・海外に住んでいるけどTOEICの勉強をする意味はあるのかなー?
・海外在住でTOEICの勉強をしたいんだけど何をやったらいいのかなー?
海外在住者は「TOEICを勉強するよりもっと英会話を実践していくべき」と言われることがありますよね。
しかし、英語力の指標として「TOEI900点オーバー」という実績も欲しいですよね。
私はアメリカ駐在2年目でTOEIC850点を取得しました。今思い返すとTOEICの受験して本当に良かったと思います。
この記事では私の体験談をもとに海外在住者に向けて「TOEICを勉強する意味」と「TOEIC学習の勉強法」をお伝えします。
英語力として評価される「TOEIC900点」をみんなで目指しましょう。
海外でTOEICの勉強をする必要はあるか?
「海外にきてまでTOEICの勉強をする必要あるの?」
「海外ではTOEICの勉強なんかより英会話中心にした方がいいんじゃないの?」
と思うかもしれません。
実際に私も様々なウェブサイトでこのようなコメントを目にしました。
海外でTOEICの勉強をする意味はある
結論、海外でTOEICの勉強をする意味はあります。
なぜなら、TOEICは英語の基礎力を底上げすることに適しているからです。
例えば、英語の基礎力なしに英語を話す機会だけ増やしてもどこかで英語表現力の行き詰まりを感じます。
スポーツもそうですが基礎なしに試合だけ出ても、うまくなるには余計な時間が必要になりますよね。
実際に、私もアメリカ駐在後、約半年経過時のアメリカ生活に慣れたタイミングで、自分の英語表現力の少なさ危機感を感じました。
そこでTOEICの英文法や英単語の勉強を始めました。
TOEIC学習のおかげで、それまで英語で遠回しに表現していたことが、ストレートに説明できることを実感しました。
英語の基礎力構築にTOEICは間違いなく適しています。
TOEICの勉強はインプット
英会話のようなアウトプットは英語を話す上で非常に大切です。
しかし英単語、英文法などのインプットも同様に重要です。
アウトプット:インプット=7(6):3(4)ぐらいがちょうど良いです。
インプットがない中でアウトプットをしようとしても、アウトプットの世界が狭まってしまいます。
TOEICの勉強はビジネス英会話のインプットになります。
海外に住んでいる皆さんは、TOEICで勉強したことを、外でアウトプットしていきましょう。
TOEICの英単語はビジネスによく出てくる
アメリカで英語で仕事をしていると「あっ!その単語金フレ(TOEIC単語帳)に出てきた!」となる場面が多々あります。
つまりTOEICの英単語は実際にアメリカのビジネスで頻繁に耳にします。
例えばTOEIC単語帳としておなじみの金のフレーズに
Members are exempt from the fee.(会員は料金を免除されます。)
というフレーズが出てきます。
exemptという言葉は日本ではあまり聞きなれませんが、アメリカではExempt employeeという言葉を頻繁に耳にします。
Exempt employeeとは時間に縛られずに働き(=残業代が出ない)、成果で評価される従業員のことです。
Exempt(免除された、適用されない)という言葉を知っていれば、なんとなく想像できますよね。
海外でTOEICの勉強をやるべき人
特にTOEICの勉強をした方が良い人は以下の方々です。
- 普段の生活で英語を話す機会がない人
- ある程度英語を話せるようになったが英語力に行き詰まりを感じている人
- 日本に帰ってキャリアアップ(転職)を考えている人
海外在住者は重々感じているかもしれませんが、海外生活で英語をを話す機会は意外とは限られていませんか?
特に海外駐在妻の皆さんは、日本人コミュニティーの中だけで生きていくことも可能だと思います。
自ら積極的に外に出ていかないと、英語に触れる機会は限られてしまいます。
英語を話す機会がそれなりにある人でも、基礎(英文法や英単語)がきちんとできていないと、どこかで英語の表現力に限界を感じる時が来ると思います。
少し上記2つとは異なりますが、日本帰国後にキャリアアップ(転職)を検討している人にとって、TOEICスコアは明確な英語力の証明になりますね。
海外在住者であればTOEIC900点が目標スコアです。
海外でTOEICを勉強する方法と選択肢
海外でTOEICを勉強する必要性は皆さんご理解いただけましたね。
ここからは、海外でどのようにTOEICを勉強すれば良いのか解説します。
海外でTOEICを勉強する方法はおもに以下3つです。
- 独学(教材テキスト学習)
- スマホアプリ
- オンライン英会話
海外在住者が実践するうえでの、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
海外在住者のTOEIC勉強法:独学(教材テキスト学習)
TOEICで高得点を狙うには「試験慣れ(テクニック)」「英単語力」「英文法」の3つが必要です。
この3つは以下で紹介するテキストをこなせば、十分に習得することが可能です。
これはすでに様々なTOEICer(TOEIC高得点を取ることに命をかけている方々)が紹介していることですね。
英語YoutuberでおなじみのAtsuさんも同様の内容を動画で話しています。
実際に以下の3つの参考書を徹底的にやりこめばTOEICで高得点は取得可能です。
通称「公式問題集、金フレ、でる1000」です。
この3冊はアメリカのアマゾン(Amazon.com)でも購入が可能です。
「公式、金フレ、でる1000」は誰もがおすすめしているテキストだね
まずはがで自習ができそうか、この3冊を買って試してみてもいいかも
TOEIC独学勉強法:TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集は模試が2セット含まれます。2セットともに以下の手順をこなしてください。
TOEIC公式問題は2023年1月時点で9冊出版されています。少なくとも上記勉強法を2冊分はやってみましょう。
- 本番同様に120分でリスニングとリーディングを解く
- 正誤をチェックし、間違えた問題は徹底的に理解する
- リスニング①:音声データを使ってシャドーイングする(スキマ時間を使って何十回も)
- リスニング②:①で音声で聞いて何を言っているかわからないフレーズは解答を確認する
- リーディング:時間が足りなくて集中して解けなかった問題を、精読して(ゆっくり時間をかけて)解く
- リーディング:知らない英単語を入念にチェックする
この勉強法の意図は「試験慣れ=TOEICを知る」です。
TOEIC公式問題集は公式というだけあってTOEIC模試の中では本番に一番近いです。
難しすぎず、簡単すぎずの内容となっています。
公式問題集を本番通り解いてみることで、TOEIC慣れすることができます。
またどんな勉強をこれから自分がやっていくべきか把握することにもつながります。
TOEIC公式問題集は2023年1月現在、9まで出版されています。できるだけ最新刊を買うようにしましょう。
TOEICは年々問題の難易度が上がっていると言われています。その公式問題集もその傾向に沿った問題になっていると言われています。
難しくなった問題に慣れておくためにも、最新テキストで練習しておくべきでしょう。
TOEIC独学勉強法:出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズの勉強法は「ひたすら英単語と出会うこと」です。
何度覚えられない英単語が出てきても、何度も繰り返し単語帳を開いてください。
書いて覚える必要もありません。1単語5秒のペースでどんどん進めてください。
なお憶えた英単語には左にチェック欄があるのでチェックを付けておいてください。
チェックのついた単語は1単語2秒程度に変えましょう。
人間は2-3回ぐらい英単語を見ただけでは英単語を覚えることはできません。
単語帳を10回回すときに覚えていたらラッキーぐらいの気持ちでいきましょう。
金フレは1000単語で構成されているので、1000単語×5秒=83分となります。
つまり約90分=1時間半で一冊回すことも可能です。
TOEIC独学勉強法:文法問題 でる1000問
TOEICはPart5(文法問題)では特化した対策が必要になります。
「でる1000」はTOEIC Part5に特化した問題集です。TOEIC文法問題に絞った対策ができます。
でる1000は文法解説書ではなく、TOEIC問題集なので、金フレと同様にひたすら問題を解きましょう。
何度も解いて何度も間違えましょう。
左に問題、右に解説という構成なので、即座に答え合わせができます。
自信をもって解答できるようになったらチェック欄にチェックマークを付けて、次回からは飛ばしてOKです。
そうやってチェックマークを減らしていくことで徐々に英文法力がついてきます。
TOEIC独学のメリットとデメリット
■費用を低予算で抑えられる
上記「公式問題集、金フレ、でる1000」の3冊をアメリカアマゾンで購入しても、合計費用は10,000円 – 15,000円で収まります。
オンライン英会話やコーチング英会話を契約するとどうしても20,000円以上はかかります。
■自分の好きな時間・ペースで勉強できる
海外駐在の方は日本との会議で変則的な働き方にになってしまったり、なかなかまとまった時間がとりづらいと思います。
一方で駐在妻はある程度自由に使える時間があると思います。
それぞれにとって自由に勉強時間をセットできることはメリットです。
■勉強をしなくなる
独学は自分との戦いです。誰かにフォローされるわけでもないです。
■わからないことがあっても質問できない
TOEIC公式問題集の解答・解説は不十分に感じることが時々あります。
間違いの原因を解決できずにそのままになってしまうことがあります。
独学に向いている人
- 毎日コツコツと積み重ねられる人
- なるべくお金をかけたくない人
- 問題集の解答解説を見て理解ができる人
毎日自分でコツコツ続けられる人は「公式問題集、金フレ、でる1000」を購入してモクモクと独学を進めましょう。
ただ世の中の大半の方は、独学ができずに途中で挫折してしまう方が多いですよね。自分もそうです。
海外在住者のTOEIC勉強法:スマホアプリ
独学が長続きしなかった人はスマホアプリ学習をおすすめします。
その中でもスマホアプリ学習は海外でも可能です。
多くのTOEIC勉強アプリが開発、リリースされています。
スマホでTOEICを勉強する利点は、「スキマ時間の有効活用」と「勉強の手軽さ」です。
私も独学(テキスト)学習に飽きたときは、スマホアプリを使って勉強するようにしていました。
私がおすすめするスマホアプリは以下の3つです。
もしこれらのアプリが海外から接続できなかった場合は、以下のページをご覧ください。
海外から日本のアプリをダウンロードできる手順です。
TOEICスマホ勉強法:abceed
abceedはAI英語教材で、TOEICや英検などに対して様々なトレーニング法に対応し、200を超える人気英語教材コンテンツにアクセスすることができるアプリです。
100万人を超えるユーザーの学習データに基づき、最短10問のレベル診断テストを解くだけでTOEICスコア/語彙レベルをリアルタイムに算出してくれます。
■AIが自動的にTOEIC予想スコアを算出
AIが自動的にTOEICの予測スコアを算出してくれます。この精度の高さに驚きます。私は当初予測スコアが845点とアプリに出ていましたが、実際の結果は850点でした。
■人気教材音声が無料
無料会員でも人気教材音声が無料で利用することができます。配信教材数は207タイトル以上で、倍速再生や区間リピート機能も無料です。
■TOEIC学習アプリを1つに集約
有料になりますが、上記で独学勉強法で紹介した「金フレ」と「でる1000」もダウンロードできます。私もこの2冊をテキストとは別でアプリにも入れて勉強しています。ほかにもいろいろな教材を取り扱っているので自分にあった教材を探してみてもいいですね。
<アプリを使用した感想>
英語学習アプリでいつも上位に入るアプリです。英語教材の音声をいつでもどこでも無料で聞くことが可能。有料会員になると、100冊以上の教材、20,000問以上の問題が解き放題。現在の実力を元にAIが最適な問題をレコメンド。忘却曲線に従って、復習も最適なタイミングでレコメンド。月額 ¥1,650〜になるので、TOEICのスコアをあげたい短期間の加入がイチオシ。
対応内容 | TOEIC、英検、総合的な英語力向上 |
対応端末 | iOS / Android |
料金 | 無料 or 月額 ¥1,650〜 |
TOEICスマホ勉強法:Santa
Santaは、アジアでユーザー数400万人を突破したTOEIC対策アプリです。AIによるパーソナライズ学習で効率的にTOEICのスコアを上げることができます。
AIがユーザーのTOEICスコアを予測し、パーソナライズされた問題を提供してくれます。
無料でTOEIC診断テストが受験できます。まずは気軽にスコア診断テストを受験してみましょう。
■パーソナライズされた学習
Santaは400万人・3億問の学習データを解析したAIが、ユーザーの解答の傾向を自動的に分析。AIがユーザーの学習進捗や理解度に合わせて、一人ひとりに最適なカリキュラムを構築してくれます。
■AIによる無料スコア診断テスト
スマホでたった3分・12問の問題を解くだけでTOEICの予測スコアを確認することができます。このテストによって自分がどのような対策をしていくべきか、目指すTOEIC対策が明確になります。
■1つのアプリで完結できる豊富な問題と動画講義を収録
最新傾向を反映したTOEIC15回分、約3000個のパート別問題と300の動画講義を収録しています。豊富なコンテンツ量があるため、このアプリ一つでTOEIC対策を完結させることが可能です。
<アプリを使用した感想>
アプリのクオリティが非常に高いです。問題数と動画講義などのコンテンツも充実しています。無料でTOEIC診断テストが受講できる点がおすすめです。まずは気軽にアプリをダウンロードしてスコア診断テストを受験してみましょう。
対応内容 | TOEIC対策に特化したスマホアプリ |
対応端末 | iOS / Android |
料金 | 無料プランあり 4,900円/月 1か月プラン 3,360円/月 3か月プラン 1,650円/月 6か月プラン |
海外在住者のTOEIC勉強法:オンライン英会話
オンライン英会話でもTOEIC対策が可能です。
ただし以下基準を満たすオンライン英会話に加入すべきです。
- TOEIC専用コースを設けていること
- TOEIC講師(日本人)がいること
なぜならTOEICは「TOEICに特化したテキスト」と「TOEICの解き方(テクニック)を知った講師」から学ぶ必要があるからです。
TOEICは日本などの東アジア(韓国、中国)でメジャーな英語試験です。一方で欧米や東南アジアではあまりメジャーではないです。
日本人講師の方がTOEICの点数を取る方法を知っているので、ネイティブではない日本人講師を選ぶようにしましょう。
TOEICオンライン英会話勉強法:ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは月額6,480円でレッスンが24時間受け放題のコスパ最強のオンライン英会話です。
ネイティブキャンプでは、実際のTOEICに近い模擬問題を使用して講師と一緒にスコアアップを目指すことができます。
TOEICコースは「TOEIC®L&R TEST 600点対策コース」と「TOEIC®L&R TEST 800点対策コース」の2種類。(教材はリスニングのPart1からPart4のみで、リーディング対策は無し)
■高スコア所持でTOEIC指導経験豊富な日本人講師が多数在籍
TOEICレッスンは必ず日本人講師から受講しましょう。ネイティブキャンプの日本人講師はTOEIC高スコア所持者が多く在籍しています。実はTOEIC750点以上であることが講師になれる一つの条件だったりします。
■リスニングに特化した計122のレッスン教材
レッスンはリスニングのみですが、計122の教材を用意しています。122回レッスンを受けるころにはTOEICの点数はまず間違いなく上がることでしょう。
<オンライン英会話を使用した感想>
月額6,480円でレッスンが24時間受け放題です。TOEIC学習だけでなく、通常のレッスンも受講することが可能。日本人講師が多く在籍していることもあり、講師不足でレッスンが受けられない心配も不要です。
レッスン料 | 6,480/月 |
レッスン回数 | 無制限 |
教材費 | 0円 |
TOEICレッスン | 600点対策コース計86レッスン 800点対策コース計36レッスン |
無料体験レッスン | 7日間受け放題 |
TOEICオンライン英会話勉強法:DMM英会話
DMM英会話はオンライン英会話のパイオニア的な存在で、業界老舗の大手です。24時間レッスン可能で、1日1回のレッスンが受けられます。
まとめ
この記事では海外在住者がTOEICを勉強する意味と海外でのTOEIC勉強法をまとめました。
海外在住だからといって、皆が全員英語に触れる環境が豊富なわけではないと思います。
また英語を話す環境があっても、英語の基礎である英単語や英文法の知識がなけらば、英語を話すことにも表現に限界がきてしまいます。
そこでTOEICを勉強することで、英語の基礎を作り直していくべきです。
海外ではマイナー英語試験であるTOEICを勉強することは簡単ではありません。
しかし今回おすすめした勉強法は海外でも実践できる方法になっています。
この記事をもとにTOEIC高得点を達成できる方が出てくることを願っております。
以下はアメリカでTOEICを受講する方法をまとめた体験談です。ぜひご参考に。
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