アメリカで携帯電話を使っているとやたらと迷惑電話がかかってきて困りませんか？
iPhoneに急に「Spam」と表示されて驚くことが多々ありますよね。電話に出てみると、だいたい中国語の自動音声が流れてきます。留守番電話にも自動音声が残っていたりします。
そんな迷惑電話に困っているあなたに朗報です！National Do Not Call Registryに登録すると迷惑電話が間違いなく減ります。
私もインターネット上で見つけて最初は半信半疑でしたが、私の場合は効果テキメンで、翌日から迷惑電話が0になりました。
この記事ではアメリカで迷惑電話が多い理由とその対策を画像付きで解説します。
アメリカで迷惑電話が多い理由
アメリカは日本に比べて迷惑電話、セールス電話、スパムSMSが非常に多いです。
アメリカでは電話を掛けた側だけでなく、電話を受信した側にも料金が通常発生します。迷惑電話を出てしまい、さらに受信料金を払うなんて到底受け入れられませんよね？
それにしても、なぜここまで多いか疑問に思いませんか？
固定電話と携帯電話の番号に区別がない
日本は固定電話は市外局番から始まり、携帯電話の090や080で始まる番号とは全く別物です。
しかしアメリカは固定電話の番号と携帯電話の番号に区別はなく、組み合わせ数が限られています。
電話を解約しても30日で再利用されるから
アメリカでは電話を解約しても30日で再利用されてしまいます。
日本は約半年は解約した番号は使われないと聞いています。
電話番号の桁数が日本は携帯電話は11桁ですが、一方でアメリカは10桁です。アメリカは慢性的に電話番号数が不足しています。
自動音声チャットbotコール
みなさんご経験があると思いますが、アメリカでは自動音声の電話を受信することが多々あります。
自分の場合、この自動音声は9割中国語です。おそらく私の電話番号は代々駐在員が引き継いできているおり、アジア人だとわかってかけているのだと思います。
ではここから迷惑電話を減らす方法を伝授していきます。
「National Do Not Call Registry」に登録
ここで紹介するのはFederal Trade Commissionが運営する「National Do Not Call Registry」です。
私も登録した翌日から劇的に効果が出ました。
「National Do Not Call Registry」は、アメリカ連邦政府が管理するデータベースであり、個人がこのデータベースに電話番号を登録すると、業者はセールスの電話をかけることが法律で禁じられています。
つまり、アメリカ政府が公式に取り組んでいる、自動音声電話用の迷惑電話対策です。
登録方法は非常に簡単で1分程度で完了します。
なお、National Do Not Call Registryは、セールス目的の迷惑電話のみが対象となるため、それ以外の目的のロボット電話は対象となりません。またテキストメッセージも対象外です。
「National Do Not Call Registry」登録手順
登録は、下記のリンクからできます。電話番号、メルアドレスを登録するだけで完了です。
- ステップ1Register Your Phoneをタップ
- ステップ2REGISTER HEREをタップ
- ステップ3登録したい電話番号（最大3件まで）と確認メール受信用メールアドレスを入力
- ステップ4メールが届くのでリンク先をタップ
効果
登録後、最大31日以内に業者が迷惑電話をかけてこなくなることになっていますが、私は登録をしたその翌日から全く迷惑電話がかかってこなくなりました。
具体的には、それまで3日に1回は自動音声の迷惑電話がかかってきていたところ、2022年7月22日に登録後の18日間、迷惑電話は今のところ0です。
もし31日以降にセールス電話がかかってきたときは、上記サイトに報告すればOKです。
携帯電話キャリアで設定
もしNational Do Not Call Registryだけで迷惑電話が減らなかった場合は、こちらの方法も試してみてください。
携帯電話キャリアのT-mobileは独自に迷惑電話対策機能をもっています。
簡易的なセキュリティオプションだけ無料で設定することが可能です。
具体的な手順は以下の通りで無料です。
- T-mobileサイト -> Usage & Plans -> View line details -> Manage Services
- 「Scam ID」と「Scam Block」を有効化
この機能は、Scam call（詐欺電話）に対してアラートでお知らせしてくれたりブロックしてくれます。
（参考）アメリカ連邦政府から電話詐欺防止のアドバイス
Federal Trade Commission（アメリカ連邦政府）のウェブサイトにCONSUMER ADVICEという項目がありましたので、みなさんにもシェアしておきますね。
- There is no prize（賞金なんてない）
- You won’t be arrested（あなたは逮捕されない）
- You do not need to decide now（今決定する必要なんてない）
- There’s never a good reason to send cash or pay with a gift card（お金やギフトカードを贈る適切な理由なんてない）
- Government agencies won’t call confirm your sensitive information（政府機関はあなたの個人情報情報を電話で確認しない）
- You shouldn’t be getting all those calls（こういった電話は取る必要はない）
続いて同サイトが挙げる迷惑電話詐欺の手口です。
- 詐欺師
- 借金救済、信用回復詐欺
- ビジネスや投資詐欺
- 慈善活動（チャリティー）詐欺
- 車の保証の延長
- 無料トライアル
- 融資（ローン）詐欺
- 賞金、宝くじ詐欺
- 良好詐欺、共同利用別荘（タイムシェア）詐欺
みなさん迷惑電話や詐欺の手口は巧妙化しています。在米の方は、日本にいるときよりもさらに気を付けましょう。
まとめ
この記事ではアメリカの迷惑電話対策として「National Do Not Call Registry」をご紹介しました。
とても簡単な手続きで一瞬で、迷惑電話の悩みを解決できます。
本当にこれは有益な情報なので、在米のみなさんに少しでも知ってほしいと思いシェアしました。
こんれからももっと有益な情報を共有できるように、ブログ運営に励みます。
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