海外駐在前の英語を準備している皆さん、限られた時間の中で何をどのようにやったらいいか不安に思うことが多いはずです。
どんな英語学習から手を付けたらいいかわからないよー!
本屋でいろいろなテキストを買ってみたけどどれも続かないよー!
オンライン英会話がおすすめだけど、オンライン英会話で何をやるかが重要!
スピーキング、リスニング、ライティングの3技能を中心に一度に習得できる方法を伝授します!
この記事では、アメリカ駐在の辞令を受けたときはTOEIC525点だった私が、駐在前の5か月で海外駐在員レベルに押し上げた英語勉強法をご紹介します。
結論:書いて、読んで、話して、聞く → オンライン英会話を最大限活用
なぁーんだオンライン英会話か…。
すでにオンライン英会話やってるし、成果が見えないから意味ないんじゃ…と思われたかもしれません。
ただ普通のこなすだけのオンライン英会話ではちゃんと英語が身に付きません。
オンライン英会話を最大限活用するために、やるべき手順を以下にまとめました。
- オンライン英会話を予約、教材を決めておく(ディスカッションできる教材)
- 【リーディング&リスニング】事前に教材を音読する(音声があれば必ず聞く)
- 【ライティング】レッスンで議論したいこと・話したいことを英作文(最低10英文)
- 【スピーキング】レッスン前に書いた英文を音読(10回)
- 【スピーキング】オンライン英会話で英作文した内容を読み上げ
- 【リスニング&スピーキング】講師の質問や意見に応答
オンライン英会話前に予習は必ずやりましょう。どんなに時間がなくても教材に事前に目を通し、英作文をするようにしましょう。
この方法はアメリカの英語チューターもやっていたやり方
実はこの方法は、私がアメリカに来てすぐに日本人同僚から紹介してもらった英語チューターの先生が、私のレッスンでもやっていたやり方でした。
つまり英語ネイティブの先生もやっている勉強法・レッスン法になります。
具体的には以下の手順でした。
- レッスンで議論したいPodcastを選出(スクリプトがあるもの)
- 【リーディング&リスニング】Podcastを何回も聞いて、スクリプトを音読(シャドーイングも)
- 【ライティング】Podcastの内容に対する感想を英作文(2ページ程度)
- 【スピーキング】レッスン前に書いた分を音読
- 【スピーキング】レッスン中に書いた内容を読みあげ
- 【リスニング&スピーキング】発音のフィードバックと質問に応答
アメリカ駐在直後に毎日やってきたこと
この学習法は私がアメリカ駐在後に気づかずにやっていた英語学習法でもあります。
具体的には現地スタッフとの英語会議の前に必ずやってきたことでした。
実は今でも英語会議前には自分で言いたいことのカンペを作成しています。(最近は文章ではなく、要点だけの単語になりましたが)
- 会議の内容を事前にできる限りリサーチ(例:会議案内を読み込む)
- 自分が伝えないといけない内容を英作文(カンペを作成、想定質問も)
- 変な英文になっていないか、スムーズに話せるか音読してチェック
- 会議中にカンペを読み上げ
- 英語の質問に耳を澄まして聞いて、応答
実はこれ英語で会議どうのではなく、社会人として会議に出席するうえで必要不可欠なことですよね。
事前に会議内容をちゃんと把握しておき、自分の確認したいことをメモ、会議中に発言、質問や意見に対して応答。
これが英語になっただけですね。
日本語だってメモなしで会議に臨んだところで、あまり情報が整理できないまま話すことになり、非効率ですよね。
それが英語になるとメモや事前検討無しに話したところで意見はまとまりません。英語であればさらに入念に事前準備をするべきです。
「そんな会議前にメモを作る余裕なんてないよー」と思っている方!
会議前の5分だけで良いんです。情報を整理してから言いたいことや確認したいことをメモしてから会議に出席しましょう。
実践!具体的なオンライン英会話のやり方
ここからはこの学習法を具体的にオンライン英会話でどのように実践するかご紹介していきます。
今回はオンライン英会話大手のDMM英会話を例に出しますが、ほかのオンライン英会話でも同様のことができるのでご安心ください。
DMM英会話1.教材を選ぶ
おすすめ教材は以下3つです。
何かトピックを題材にして会話やディスカッションできる教材がこの学習法には向いています。
- デイリーニュース
2. テーマ別会話
3. ディスカッション
デイリーニュースはその時話題になっている最新ニュースを題材に自分の意見を考えることができます。
2022年6月現在、以下の項目ごとに多数の記事が掲載されています。自分の興味のあると記事を抜粋して問題ありません。
もしいろいろありすぎて困る人は「経済・ビジネス」の中から選んでください。
少しでもビジネス英会話に近い内容=ビジネスに使える英語を覚えるべきだからです。
- 化学・テクノロジー
- 文化・エンターテイメント
- 経済・ビジネス
- 健康
- 言語・教育
- アジア太平洋
- USAアメリカ
- ヨーロッパ
- 中東アフリカ
今回は例として”Hong Kong Named Most Expensive City for Expatriates”(香港が駐在員にとってもっとも生活費のかかる都市に選出された)を挙げたいと思います。
2. 教材を音読する
教材を音読しましょう。できれば3回ぐらいはできるといいですね。
音読中最初は何度も詰まると思います。ただし、3回目ぐらいになるとそれなりに読めるようになってくると思います。
ゆっくりでもいいので正しく読むようにしましょう。
口は大きく開けて、声を気持ち1オクターブ下げて、喉の奥から声を出すようなイメージで音読してみてください。
日本語は口先から音を出す感じですが、英語は喉から発声する感じでスピーキングしてみてください。
こちらの英語の発生については別記事にまとめたいと思います。
*DMM英会話のデイリーニュースにはネイティブ音声が単語以外はありません。
3. 英作文する
レッスンで議論したいこと・話したいことを英作文してみましょう。
初心者はいきなり英語で書こうとするのではなく、日本語で書いて、英語に翻訳してもOKです。
難しい表現を無理に使おうとしなくて問題ありません。
自分のボキャブラリー(語彙力)の中で知っている単語を繋げて書き出してみてください。
デイリーキャンプの記事にはこのお題が既に用意されています。
この1-5に対して、1に重点的に英作文してもいいですし、1-5語をまんべんなく英作文してもかまいません。
例えば1. What are your thoughts on ECA International’s latest cost of living report?に対して、
I am surprised that Hong Kong is the most expensive city in the world. I thought New York was the top of the list.
香港がもっとも生活費の高い国であることに驚きました。ニューヨークがリストの一番上にいると思っていました。
I hear that Japan is getting a poor country, but Tokyo is still the world’s fifth most expensive city for expatriates. I wonder Tokyo will be out of the list 4-5 years later.
日本は貧しい国になりつつあると聞いているけど、いまだ駐在員にとって5番目に生活費の高い国である。4-5年後には東京はリスト外になるのかな。
思いついたことをどんどん英作文していきましょう。
4. 英作文を音読する
自分で作った英文を音読してみましょう。
音読するとなんだか不自然に感じたりすることもあると思います。
そういったときはすんなり読める単語に代えたりして、いろいろと試してみましょう。
辞書やグーグルで検索して、新しい単語を使ってみることもおススメします。
こういった表現はどういう英語が適しているのか?と疑問を持ち、グーグルで検索してみます。
するとだいたいDMM英会話のウェブサイトが例文とともに紹介してくれています。
私はこういったサイトを検索しながら使える英会話フレーズを少しずつ伸ばしていきました。
「わからない」→「自分で検索」→「書いてみる」→「音読してみる」
こちらの流れが話せる英語フレーズを習得しているサイクルになります。
5. オンライン英会話で実際に使ってみる
ここまで来たらオンライン英会話でアウトプットしまくりましょう。
これまでに作った英作文が口からすっと出てきたら完璧ですが、そこまで求めなくても大丈夫です。
英作文をちらっと見ながらでも構いませんので、口に出してオンライン英会話の講師を相手に伝えてみましょう。
ちゃんと言いたいことが伝わり、相手から質問が来ればあなたたの英作文は問題ありません。
もしくは多少の問題があれば、オンライン英会話の講師がアドバイスしてくれるはずです。
相手にちゃんと伝わらなかった場合は、言いたかったことをゆっくりと読み上げてみてください。もしくはタイプしてみてください。
英会話講師がこうすればうまく伝わるとアドバイスしてくれるはずです。
こういった経験が英語を使えるようになる過程となります。
少しずつ会話ができた、という成功体験を積み重ねていきましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、以下が私が感じた海外駐在前に一番ためになった英会話学習方法です。
- オンライン英会話を予約、教材を決めておく(ディスカッションできる教材)
- 【リーディング&リスニング】事前に教材を音読する(音声があれば必ず聞く)
- 【ライティング】レッスンで議論したいこと・話したいことを英作文(最低10英文)
- 【スピーキング】レッスン前に書いた英文を音読(10回)
- 【スピーキング】オンライン英会話で英作文した内容を読み上げ
- 【リスニング&スピーキング】講師の質問や意見に応答
正直この手順はめんどくさいことも多々あります。
事前に教材を読み、英作文をしておく必要があります。
めんどくさいですが、これぐらいやらないと英会話は上達していきません。
単に目的もなく、オンライン英会話を継続するだけでは、飛躍的に英語力を伸ばすことに時間がかかります。
目的意識をもって、オンライン英会話を最大限活用することで、最短で英語力を身に着けていきましょう!
では今日はここまでです。
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